【報告要旨】
平成23年度は大館市地域づくり協働推進支援事業(地域応援プラン)を核としながら、ラズベリーの地域ブランド化に向けての事業が推進された。
しかし研究会の拠点として期待した作業所の建物について当初予定した市販の中古プレハブハウスが耐雪基準を満たしていないとして建築確認申請が下りず、田代地区の事業者に相談するも好返答を得られず苦悩が続いたが、急遽北秋田市の(株)小坂工務店のご協力もあり本格木造作りの拠点が完成した。それに伴い地権者、直売所組合「たけのこ館」との協議が進んだことを踏まえ、たけのこ館を核として作業所(生産果の集荷、出荷拠点)を付設して作業所、加工所、直売所を直結させ一貫した体制を構築する一歩を踏み出した。
生産拡大事業については、会員に対して松田農園からの秋収穫果・ヘリテージを中心とした苗木の頒布が図られた。また幼木葉の緑茶化については、秋田県立大学秋山教授の成分分析により「市販されている緑茶と同等の成分 含有率」が確認されたことから、「あきた木苺緑茶」として販売を開始した。
商品開発については(株)食の森たしろが「たしろの恵みたっぷりん」を開発し、加工原料出荷の基幹事業者として研究会との連携が大きく飛躍する一歩を踏み出してくれた。
【報告概要】
○作業所機能
・作業所の設置 〜8月11日完成
・冷凍冷蔵庫及び備品の配備 〜8月1日以降順次
・諸会議の開催 〜8月1日以降都度
・木苺緑茶の梱包作業 〜10月26日から
○加工所機能
・木苺緑茶の加工試作 〜10月23日から
○直売所機能
・木苺緑茶の販売 〜11月1日から
○商品加工
・(株)食の森たしろ
→たしろの恵みたっぷりん 〜8月10日販売
→ぽん酢試作
・緑茶分析(県立大学秋山教授による分析) 〜9月23日
→活性酸素除去能、緑茶と同じ
・木苺緑茶の販売 〜11月1日販売
・製茶工程の見直し 〜3月12日
→(財)あきた企業活性化センター・川村恵理子氏のご協力
○生産体制
・会員退会3名、加入3名(2012年3月末現在25名)
・先進地研修(五城目・あきたキイチゴ利活用研究会公開フォーラム) 〜8月24日
・苗木増植
→ヘリテージ中心に会員5名
・需要先
→(株)食の森たしろを中心に1トンの生産力が求められている
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