【報告要旨】
平成24年度は、木苺栽培の特産地化に向けた事業が一歩前進する年度とする。
【報告概要】
○生産収量の拡大
平成23年度に松田農園より研究会会員に夏穫果・チルコチン、秋穫果ヘリテージの分苗が図られ、平成24年度はそれらの分苗が成木し収穫が始まった。またこの成木1本から約10本から30本の幼苗が発生する。この幼苗を自家分苗することにより収穫面積の拡大が可能となる。
・自家増殖での収穫増
・ハウス栽培の拡大(育苗後のハウスの活用)5か所(赤川地内2)〜予算要望
・鉢植え木の無償貸出しによる生産増・・小さな限界集落支援(田茂の木集落100株)
・良品果の選果基準の確立〜あきたキイチゴ利活用研究会との連携
○果実出荷
関係機関の支援により地域内で大量に需要する事業者との連携が可能となった。したがって、平成23年度配備した作業所の冷蔵庫に、冷蔵庫を備えていない会員が1キログラム単位で搬入し10キログラム配送する。
・生果(生食)
→輸送用トレイでの試作品の提供・・近郊のお菓子屋等へ
○商品開発
小坂町の事業者と下記商品について商品化を確認していることから、3色のラズベリー(黄・黒・赤)の更なる商品化に取組む。
→ポン酢、アイスクリーム、ピューレ
○緑茶関係
緑茶の販売については昨年11月からの製造販売ということで準備不足の面は否めない。今年度は昨年度取組んだ「葉」専用畑からの収穫が始まる。したがって関係機関の協力を得て、品質の良い緑茶を製造・販売したい(但し、水質の改善必要)。
また葉の成分の優れている点を活用するため、ハーブティーを開発したい。
・緑茶製造工程の確立
→生育20〜30センチ程度の幼葉の収穫
→水洗用水の水質向上〜畑の井戸水の改善必要
(旧来工程)
@葉収穫
A水洗(自宅)
B乾燥機(機械配備済)
C粉砕機(借物機械)
D加工
(改善工程)
@葉収穫
A水洗(収穫後直)→除鉄機・除菌機必要
B乾燥機(機械配備済)
C粉砕機(配備希望)
D加工
・秋田県立大学、秋田県食品研究センター、秋田企業活性化センターに協力依頼済み
○ハーブティーの開発
・成分の優位性を活かしハーブティーを開発
→秋田市ハーバルカフェプラーナ・神馬英介氏と連携 〜3月27日
○たしろ木苺祭りの開催
≪日程≫ 年2回開催(夏、秋)
≪会場≫ たしろ直売所「たけのこ館」周辺
≪協賛≫ 大館北秋商工会、五城目ラズベリー研究会、秋田県立大学
○出荷基準会議
・6月初旬に松田農園にて出荷可能者による、打ち合わせ会議開催
→出荷ビニール袋、袋に添付するシール、受付台帳、冷蔵庫の使用方法
〒018-3501
秋田県大館市岩瀬字羽貫谷地中島21-51
TEL 0186-47-3047
FAX 0186-47-3047